梅田地下街の吸気用につくられた三角地のモニュメントは、半世紀前に村野藤吾によって設計された。 ステンレス板をパッチワークのように組み合わせた三次元曲面、その美しいシェイプは、設計者の造形力の豊かさを直接示すものだろう。 阪急うめだ本店ビル、大阪富国生命ビルをはじめ再開発・高層化の進む梅田の中心にあって今もその存在感は色あせない。
大阪の都市景観に欠かすことのできない建築作品を数多く設計した村野藤吾の没後30年にあたる今年は、大阪歴史博物館で特別展が開催された。
大阪市北区曽根崎2
設計:村野藤吾
竣工:昭和38年(1963)
用途:地下道換気塔
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